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第7戦トルコGPは、J・バトンが無敵の強さで6勝目!

 “無印良品”ブラウン・メルセデスが、“ブランド”メーカーチームを蹴散らし7戦6勝、第7戦トルコGPで4連勝のJ・バトンがチャンピオンシップを大きくリード、完全に独走態勢に入りました。

「あのマシンはメカニカルグリップが抜群なんです。エアログリップはレッドブルも匹敵レベルにありますが、そこがまだ劣っているため、接近しても抜き去るところまで持って行くのが難しい。バトンはこのマシン特性をチームメートのR・バリチェロよりもうまく引き出しています。それは走り終わった後のリアタイヤを見ればよく分かります。結果的にも“独走”になりましたが、レース内容からしてもうチャンピオンシップは、これで・・・(苦笑)」

そこまでベタ褒めするのは今シーズン、全チームにタイヤを供給する㈱ブルヂストン(BS)のチーフエンジニア氏です。BSの現場部隊の技術者として、長年にわたって全チーム、全ドライバーを見てきただけに、彼のトルコGP後の個人的見解にはとても説得力がありました。

レースでは、ポイント・トップのブラウンGPを追いかけるレッドブルのS・ベッテルが“捨て身”の攻撃走法でポールポジション(PP)を取りに行き、決勝ではスタートからバトン封じ込みに出ましたが、10コーナーでコースオフ。「風のせいでミスした」とベッテルは潔く認めましたが、本当のところはリアのグリップ限界の差でした。レッドブルチームは、急遽、ベッテルを3回ストップ作戦に切り替え、チームメートのM・ウェバーを2回のまま走らせ、2台で攻撃を仕掛けましたが、バトンはショートスティントでもロングスティントでも堂々と受けて立ち、見事に逃げ切り今季6勝目を挙げました。

「まるで彼は別の惑星(世界)にいるような遠い存在だった」——。

2位ウェバーの言葉が印象的なレースでした。

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